I am not cheating, but ...

am just looking for true love.

また彼女と別れた話

前回の投稿から1年以上が経ってしまった。前回取り上げた元カノと別れてから、私は精力的に婚活をおこなった。アプリを再開しただけでなく、結婚相談所にも入会して、何人かの女性とお見合いをした。そんな中でアプリを介して知り合い、年末からお付き合いを始めた女性がいた。ついに僕も婚活終了か!と意気込んでいたら、半年でお別れすることになってしまった。

夏のある日、彼女と高尾山デートに行ったところ、下山中の1号路で

これ以上○○さん(私の名前)と続けていくのは厳しいと思ってるんよ…

と別れを切り出されてしまった!オーマイガー!コロナの流行で数ヶ月も会うことができず、やっと会えたと思ったらこの仕打ちかよ…

本記事では、ようやくできた彼女となぜ別れることになってしまったのか、以下に考察したい。

 

なぜ彼女を好きだったのか?

一言で言うと「陽キャ」だったからだ。彼女は学生時代から社交的でクラスのムードメーカー的存在だった。私とは正反対である。学生時代(今でも?)から筋金入りの「陰キャ」である僕は、そんな陽キャ女子にずっと憧れていた。いわゆるコンプレックスなのかもしれない。そんな陽キャである彼女と付き合うことて、自分の中のコンプレックスが満たされているような気がした。中高時代の辛さを精算できたような気がした。

 

1. 私側の要因

1.1 交際の進展を急ぎ過ぎてしまった

私は婚活をしていた(正確には、まだしているw)のだが、頭の中には交際開始から1年以内にはプロポーズしたい、という気持ちがあった。そこから逆算すると、交際開始から半年後ぐらいには結婚について話し合いを始めても良い頃かなと思っていた。よく結婚相談所で言われる半年以内に成婚退会するというのはさすがに早すぎると思ったが、やや近い感覚はあった。実際には結婚以前の問題だったのだが…。正直、自分のことで頭がいっぱいで、彼女のペースに配慮することができなかった。

1.2 性欲を丸出しにしてしまった・早く出し過ぎた

3月に一時帰国しようと計画していた際に、彼女の家に泊めて欲しいとお願いしたのだが、彼女はそんな私に不信感を抱いたそうだ。彼女は「○○さん(私の名前)は私と(セックス)したいんだろうな」と思ったそうな。当時の私の顔から性欲が溢れ出ていたとは全く自覚がなかったが…。ちなみに彼女は別れ際に

女は感情でセックスをする

と言った。つまり交際3ヶ月の時点で彼女にとって私は、セックスしたいと思える男ではなかった訳だ。もっと時間をかければ、セックスしても良いと思えるようになったのか?それとも後述するように、仙人を期待していた男とのセックスを求めていなかったのか?今となっては謎である。

1.3 不用意な発言を繰り返して評価を下げてしまった

私は正直過ぎると指摘されることがあるが、今回も不用意に自らの評価を下げるようなことをペラペラと喋ってしまった。例えば、大学時代の元カノと別れた理由の1つが「婚前交渉が禁止されていて辛かった」だったのだが(もちろん他にも様々な理由がある)、その話をポロッと彼女にしたところ、軽蔑されてしまった。更に致命的だったのは、こうした発言が彼女の私に対する評価を下げていたことを、別れを切り出されるまで気づかなかった点である。交際開始当初に

素の○○さん(私の名前)を見せて欲しい

と言われたのだが、その言葉を間に受けて何も考えずに喋っていたら、容赦なく減点されてしまった。ありのままの自分が簡単に受け入れられるなんて、思い上がりも甚だしかった。

1.4 彼女のワガママを我慢していた

LINEの返事が2-3日返って来なかったり、週末にビデオ電話できるかどうか直前まで決まらないことが多々あった。イライラしていたが、会えない状況で喧嘩になったら別れ話になりかねない、と我慢していた。今思えば、我慢しすぎたのも良くなかったのかもしれない。確かに彼女は話し合いを避ける人だったが、だとしたら彼女を話し合いの場に引っ張り出すことが僕がするべきことだっただろう。

 

2. 元カノ側の要因

2.1 すぐに結婚をしたい訳ではなかった

交際開始当初から言われていたことではあったのだが、彼女は婚活を目的にアプリを使っていた訳ではなかった。昨年まで所属していた部署の上司や同僚と折り合いが悪くて、適応障害に陥ってしまい、依存先としての彼氏を探していた。そもそも彼女は、結婚は必ずしもしなきゃいけない訳ではない、と思っている節すらあった。

結婚を意識していないという点は、話し合いを避けるという点と結びついていると思う。対話によって問題を解決しようとする努力をするくらいなら、自分とより相性が良さそうな別の男を探したい、と考えるのも納得できる。

2.2 適応障害から回復した

ところが年始から部署異動をしたところ、現上司や同僚とはうまくやっているそうで、適応障害から早々と回復してしまった。昨年から内服していた抗うつ薬は自己中断してしまった(その後は再発していない)。つまり、もはや彼女は依存できる男性を必要としていなかった。

そう言えば、以前デート中に

うつ病が治ったら○○さん(私の名前)を必要だと思わなくなってしまうんじゃないか。それが怖い

みたいなことを言っていた。まさにその通りになった…

2.3 私を好きだという気持ちが十分高まらなかった

交際OKと言われた時点で、私は彼女に好かれているものだと完全に誤解していた。だがしかし!元カノにも似たようなことを言われた記憶があるが、私のことを好きだったから交際OKした訳ではなかった。彼女曰く

好きになれそうという期待も込めて付き合った

とのことだった。まぁこのこと自体は女性によくある話だそうだが、後述するコロナの流行の影響もあり、彼女の僕に対する「好き」は十分高まることなく萎んでしまった。

今思えば、LINEをするのもビデオ電話を提案するのも、ほぼ僕からだった。まぁ彼女は元々連絡不精な人ではあったが、気持ちのギャップも反映していたのだろう。まぁ連絡不精な女との国際恋愛はそもそもキツいが…

3.4 理想を押しつけられた→勝手に失望した

どうやら彼女は私のことを

仙人みたいな人だと思っていた

らしい!仙人が急に性欲を露わにしたら、確かに引くわ笑 でも私は人間である。また、コロナ対策のストレスでイライラしている私を見て

○○さん(私の名前)、イライラしないって言ってたじゃん…

と呟いたのを、今でも私は覚えている。私は普段は温厚だしイライラしにくい人だけど、このコロナのストレスは尋常じゃなかった。イライラするなとか言われても無理だし。結局、彼女は私にあり得ない理想像を投影していたのだろう。ちなみに、この点については別れ際に、理想と押しつけて申し訳ない、という謝罪があった。

3.5 察して欲しがる・話し合いをしない

他にも彼女の中で私に対する不満が溜まっていたそうだ(笑いのツボが合わない、会話のテンポが合わない、等)。しかし、そうした不満は別れを切り出されるまで語られることがなかった。言ってくれれば直したのに!!でも確かに振り返ると、彼女が何やらサインのようなものを発していた気がする。しかし失敗したのは、彼女は自らの主張をはっきり言葉にできる人間だと信じ込んでいた点である。不満があれば言ってくれるだろうと安易に考えていた。

とは言え、そもそも彼女は婚活をしていなかったのだ。生涯のパートナーを探す訳ではなく、単に気が合いそうな彼氏が欲しいということであれば、話し合うくらいなら別の男を探した方が良い、と考えてもおかしくはない。

3.6 連絡がマメじゃない

彼女はLINEをするのが苦手だったのだが(確かに彼女のLINEの画面をチラ見したら未読の投稿がたくさんあった)、返事に2-3日かかるような人だった。1日に何通もやり取りする必要はないが、流石に時間がかかり過ぎではないだろうか?彼女は私の察しが悪いことに不満だったのだが、会えないのに、コミュニケーションの総量が低いのに気持ちを察しろとか、ちょっと無理である。

 

3. その他の環境要因

3.1 新型コロナウイルスの世界的な流行

コロナが世界的に流行してから安易に国をまたぐ移動ができなくなってしまった。コロナさえなければ月1回ぐらいの頻度で週末に日本に帰ることもできたのだが、今では入国する度に14日間の検疫隔離があり、外国人の入国制限もあるので、気軽に日本に一時帰国できる状況ではない。Zoomなどのビデオ電話をする訳だが、正直なところ、対面のデートに比べれば親密さはほとんど高まらない。しかも3月以降のビデオ電話では、正直彼女の話に共感できていたとは言い難かった。仕事のイライラを愚痴るばかりで、彼女に溜まった不満など気づかなかった。

 

教訓

彼女の別れるという意思は固かったので、別れざるを得なかった。残念過ぎる…。まぁ高い勉強代になってしまったが、いくつかの教訓が得られた。

1. 相手のペースに合わせる

結婚を焦るあまりに、無理に交際を進めようとするのは避けるべきである。普通の女性は引いてしまうだろうし、それに乗ってくる女性は結婚が目的と化している地雷である可能性が高い。基本的には相手がセックスしたいと思っていたらセックスする、結婚したいと思っていたら結婚する、ぐらいのスタンスでいた方が良い。

2. 相手の好き度を高める努力をする

交際OKされたからと言って、相手が私のことを好いていると安易に考えてはいけない。彼女の私に対する好き度をモニタリングして、それを高める努力を続けなければいけない。しかし、どうすれば女性の好き度を高められるのか、非常に難しい。特にコロナ流行で簡単に日本に帰れない状況で、ビデオ電話だけで彼女を好き度を上げるとか、無理ゲーではないだろうか?

3. 安易に期待をしない

大きな反省の1つは、彼女は不満があればそれを言葉にして伝えてくれるだろう、と安易に期待して、彼女の不満に対して待ちの姿勢だったことである。(コロナ対策で精神的余裕はなかったが)彼女の不満を積極的に拾い上げる努力はしなかった。まぁ不満を拾い上げるスキルも低いのだが…。僕が積極的に不満を拾い上げて解消していれば、彼女との関係は続いたかもしれない。まぁ、そんな余裕はなかったのだけど…

また、彼女になったんだから自分の全てを受け入れてくれるだろう、と安易に期待したのも失敗だった。元カノの話しかり、性に関する話題しかり、付き合っていようがいまいが失言をすれば容赦なく減点される。特に私に対して実態とかけ離れた理想像を投影している場合は、素を見せただけで失望される恐れがある。でも「素を見せて欲しい」と言ったのは彼女自身なので、それで減点されたことは未だに納得できないが…。とは言え、いつまでも自分を取り繕っている訳にはいかないので、素の自分を受け入れてくれない女とは別れて正解だったのかもしれない。

4. 性欲は満たされているフリをする

性欲が顔に出てしまっていた点は、真剣に反省しなければならない。ってか好かれている=性的に受け入れられているものだと早合点していた。そりゃ好きでもない男に性欲を向けられたら、引いてしまうのは当然だ。どのタイミングで彼氏に身体を許すか、人それぞれであることは勉強になった。彼女の好き度を十分に高めて、女側から「早くこの男とセックスしたい」と思わせなければいけないのだろう。言うても難しそうだが…

5. 正直は罪。嘘も方便

私は正直過ぎるあまりに、自らの評価を下げかねないことまで喋ってしまう、と何回か指摘されたことがある。今回の件で言えば、元カノと何で別れたのかペラペラ喋ったのは明らかな失敗だった。また今回は幸いながら口を滑らせなかったが、風俗に行った経験など万が一口走ってしまったら、完全にアウトだっただろう。男女は完全には分かり合えないと諦めるべきである。

 

感想

自分のコンプレックスを満たしてくれるような女性と付き合うことができて一瞬幸せだったが、コミュニケーションに難儀し、あり得ない理想像を押しつけられ、挙句の果てに失望されてしまった。以下の記事にあるように、私のウラを見て(と言っても、オモテだと思っていた私のイメージが現実の私からかけ離れていたのだが…)、私から去って行ったのだろうか?そこを踏みとどまって、対話をしようという流れにはならなかった。

cotree.jp

今回の失恋を経て、私自身が恋人に対して何を求めているのか、以前よりもシャープに理解できた気がする。1つ目は、苦しい時に支えて欲しいという点である。彼女が適応障害で苦しんでいる時に支えた(つもりだった)のだが、コロナ対策で精神的負荷がかかり愚痴をこぼしている私に対して、彼女は「こいつと別れたい」と思っていたということなのだ。正直、裏切られたような気持ちはある。お互いが苦しい時に支い合えないような関係性でないと、結婚は難しいのではないか?2つ目は、僕の虚像ではなく実態を愛して欲しいという点である。私のことを「仙人みたいな人」だと勝手に理想化し、性欲があると分かるや否や、もはや信頼感がないと言い放った。まぁ私のアプローチの仕方にも落ち度があるのだが、やるせない気持ちがある。私を人間扱いしてくれる女性と結婚したい。

高尾山で別れ話を切り出されてから、約1ヶ月経った。今の気持ちとして、まだ彼女のことは好きだし未練がある。一方で、彼女と復縁したとしても結局うまくいかないのではないか?結婚相手としてベストではないのでは?という思いもある。確かに僕も未熟だったが、彼女の振る舞いも成熟した女性のそれとは言い難かった。気持ちを切り替えて、新しい相手を探した方が良いのではないか?

最後にどうしても言いたいのは、コロナの世界的流行は痛かった。コロナさえなければ、直接会って、話して、誤解や不信感を解くことができたかもしれなかった。正直、悔しい。僕の力ではどうしようもなかったが、本当に悔しい。

まぁ今回の恋愛で、色々なことを勉強させてもらった。高い勉強代になったが…。今回の失敗は繰り返さないようにしたい。