I am not cheating, but ...

am just looking for true love.

またまた彼女と別れた話

もうこのブログは開かないつもりだったのだが、また開くことになってしまった。今度こそ結婚したいと思える相手と出会ったにも関わらず、彼女とお別れすることになってしまった。

正直、ここ1ヶ月ぐらい僕も悩んでいた。どうすればお互いが納得できる落とし所を見つけることができるのか、ずっと考えていた。けど彼女の方が見切りをつけるのが早かった。交際3ヶ月目に突然別れを切り出された。

彼女とお別れしてしまった理由を自己分析すると、以下のような問題が挙げられる。

1. 彼女が某新興宗教X世だった

決定的な問題として、彼女が某有名新興宗教団体のX世信者であることが発覚した。既に彼女の信仰心は薄れ、ここ最近は活動していないようだったが、脱会はしていなかった。僕にも「折伏はしない」「子供は入会させない」と断言したが、同時に脱会はできないとも言った。親が悲しむから、脱会したらバチが当たりそうだから…との理由だった。

まぁ家族・親族が全員信者で、もし彼女が脱会すると言ったら、彼女は家族から縁を切られるかもしれない。そこまでして目の前の男と結婚する必要性までは感じない…という理屈は理解できる。一方で、もし僕が新興宗教信者と結婚するなんて言い出したら、僕は親から縁を切られるだろう。ましてや親族全員が信者なんて!色々悩んだのだが、結婚の条件=彼女の脱会という一線は譲れなかった。

特に以下の本を読んで、僕の意思は明確になった。

彼女の「折伏はしない」とか「子供を入信させない」という気持ちは(今という時点においては)本心だったと思う。でも冠婚葬祭はどうするのか、親・親族はきっと入信して欲しいと思っているのではないか、親・家族が入会を要求してきた場合に突っ返せるのか、将来彼女が何かのきっかけに心変わりしないか…リスクを列挙し始めたらキリがない。「私のことを信じてないのね」と吐き捨てるように言われてしまったが、ゼロリスクは存在しないという意味ではそうである。

僕は器が小さい男だったのだろうか?でも新興宗教絡みで親・家族にまで迷惑をかけるリスクはどうしても受け入れ難かった。

2. ↑の件以来、彼女に冷たく接してしまった

僕としてはなるべく平常通りに接していたつもりだったのだが、今振り返ると、彼女と距離を置いてしまっていたかもしれない。交際当初のように優しくできていなかったかもしれない。きっと彼女はそんな僕の態度の変化を感じ取り、失望してしまったのだろう。「私は(僕のことを)信じてたよ」と言われた。期待に応えられなくて申し訳ない。

僕はある意味ビジネスとして相手の話に傾聴している。相手の話を聞くためにはエネルギーを消費してしまう。信仰の告白は、僕のエネルギーを削ぐに十分なインパクトがあった。共感的態度も減って「話が合わない」「話が面白くない」と言われてしまえば、後は別れ話までまっしぐらである。

僕はつくづく嘘がつけないタイプの人間である。浮気は絶対にやめよう(笑

3. 遠距離恋愛の弊害

まぁ今回は前回ほどクリティカルな問題ではなかったが(と思っているが)、今回も遠距離恋愛の弊害は存在した。僕みたいな男性は短期間で女性にガッツリ惚れさせることは難しく、好きになれそうという期待を込めて交際を了承してもらい、徐々に関係を深めていくパターンが多い。(女性の)好きという気持ちを育む必要があるのだが、遠距離でオンラインでそれをやるのは難しい。前の彼女にフラれた時もそのパターンだった気がする。

この問題に対する有効な解決策は見出せてないが、交際開始後も気を抜かずに関係を深める努力を続けなければいけないのは確かだ。共感的態度を怠るなんて愚の骨頂である。他に何をどう改善すれば良かったのか、今後の検討課題である。

 

この別れてしまった現実には心がえぐられるが、落とし所が見つからなかった以上、致し方なかったのかもしれない。悲しいが、前に進むしかない。

また彼女と別れた話

前回の投稿から1年以上が経ってしまった。前回取り上げた元カノと別れてから、私は精力的に婚活をおこなった。アプリを再開しただけでなく、結婚相談所にも入会して、何人かの女性とお見合いをした。そんな中でアプリを介して知り合い、年末からお付き合いを始めた女性がいた。ついに僕も婚活終了か!と意気込んでいたら、半年でお別れすることになってしまった。

夏のある日、彼女と高尾山デートに行ったところ、下山中の1号路で

これ以上○○さん(私の名前)と続けていくのは厳しいと思ってるんよ…

と別れを切り出されてしまった!オーマイガー!コロナの流行で数ヶ月も会うことができず、やっと会えたと思ったらこの仕打ちかよ…

本記事では、ようやくできた彼女となぜ別れることになってしまったのか、以下に考察したい。

 

なぜ彼女を好きだったのか?

一言で言うと「陽キャ」だったからだ。彼女は学生時代から社交的でクラスのムードメーカー的存在だった。私とは正反対である。学生時代(今でも?)から筋金入りの「陰キャ」である僕は、そんな陽キャ女子にずっと憧れていた。いわゆるコンプレックスなのかもしれない。そんな陽キャである彼女と付き合うことて、自分の中のコンプレックスが満たされているような気がした。中高時代の辛さを精算できたような気がした。

 

1. 私側の要因

1.1 交際の進展を急ぎ過ぎてしまった

私は婚活をしていた(正確には、まだしているw)のだが、頭の中には交際開始から1年以内にはプロポーズしたい、という気持ちがあった。そこから逆算すると、交際開始から半年後ぐらいには結婚について話し合いを始めても良い頃かなと思っていた。よく結婚相談所で言われる半年以内に成婚退会するというのはさすがに早すぎると思ったが、やや近い感覚はあった。実際には結婚以前の問題だったのだが…。正直、自分のことで頭がいっぱいで、彼女のペースに配慮することができなかった。

1.2 性欲を丸出しにしてしまった・早く出し過ぎた

3月に一時帰国しようと計画していた際に、彼女の家に泊めて欲しいとお願いしたのだが、彼女はそんな私に不信感を抱いたそうだ。彼女は「○○さん(私の名前)は私と(セックス)したいんだろうな」と思ったそうな。当時の私の顔から性欲が溢れ出ていたとは全く自覚がなかったが…。ちなみに彼女は別れ際に

女は感情でセックスをする

と言った。つまり交際3ヶ月の時点で彼女にとって私は、セックスしたいと思える男ではなかった訳だ。もっと時間をかければ、セックスしても良いと思えるようになったのか?それとも後述するように、仙人を期待していた男とのセックスを求めていなかったのか?今となっては謎である。

1.3 不用意な発言を繰り返して評価を下げてしまった

私は正直過ぎると指摘されることがあるが、今回も不用意に自らの評価を下げるようなことをペラペラと喋ってしまった。例えば、大学時代の元カノと別れた理由の1つが「婚前交渉が禁止されていて辛かった」だったのだが(もちろん他にも様々な理由がある)、その話をポロッと彼女にしたところ、軽蔑されてしまった。更に致命的だったのは、こうした発言が彼女の私に対する評価を下げていたことを、別れを切り出されるまで気づかなかった点である。交際開始当初に

素の○○さん(私の名前)を見せて欲しい

と言われたのだが、その言葉を間に受けて何も考えずに喋っていたら、容赦なく減点されてしまった。ありのままの自分が簡単に受け入れられるなんて、思い上がりも甚だしかった。

1.4 彼女のワガママを我慢していた

LINEの返事が2-3日返って来なかったり、週末にビデオ電話できるかどうか直前まで決まらないことが多々あった。イライラしていたが、会えない状況で喧嘩になったら別れ話になりかねない、と我慢していた。今思えば、我慢しすぎたのも良くなかったのかもしれない。確かに彼女は話し合いを避ける人だったが、だとしたら彼女を話し合いの場に引っ張り出すことが僕がするべきことだっただろう。

 

2. 元カノ側の要因

2.1 すぐに結婚をしたい訳ではなかった

交際開始当初から言われていたことではあったのだが、彼女は婚活を目的にアプリを使っていた訳ではなかった。昨年まで所属していた部署の上司や同僚と折り合いが悪くて、適応障害に陥ってしまい、依存先としての彼氏を探していた。そもそも彼女は、結婚は必ずしもしなきゃいけない訳ではない、と思っている節すらあった。

結婚を意識していないという点は、話し合いを避けるという点と結びついていると思う。対話によって問題を解決しようとする努力をするくらいなら、自分とより相性が良さそうな別の男を探したい、と考えるのも納得できる。

2.2 適応障害から回復した

ところが年始から部署異動をしたところ、現上司や同僚とはうまくやっているそうで、適応障害から早々と回復してしまった。昨年から内服していた抗うつ薬は自己中断してしまった(その後は再発していない)。つまり、もはや彼女は依存できる男性を必要としていなかった。

そう言えば、以前デート中に

うつ病が治ったら○○さん(私の名前)を必要だと思わなくなってしまうんじゃないか。それが怖い

みたいなことを言っていた。まさにその通りになった…

2.3 私を好きだという気持ちが十分高まらなかった

交際OKと言われた時点で、私は彼女に好かれているものだと完全に誤解していた。だがしかし!元カノにも似たようなことを言われた記憶があるが、私のことを好きだったから交際OKした訳ではなかった。彼女曰く

好きになれそうという期待も込めて付き合った

とのことだった。まぁこのこと自体は女性によくある話だそうだが、後述するコロナの流行の影響もあり、彼女の僕に対する「好き」は十分高まることなく萎んでしまった。

今思えば、LINEをするのもビデオ電話を提案するのも、ほぼ僕からだった。まぁ彼女は元々連絡不精な人ではあったが、気持ちのギャップも反映していたのだろう。まぁ連絡不精な女との国際恋愛はそもそもキツいが…

3.4 理想を押しつけられた→勝手に失望した

どうやら彼女は私のことを

仙人みたいな人だと思っていた

らしい!仙人が急に性欲を露わにしたら、確かに引くわ笑 でも私は人間である。また、コロナ対策のストレスでイライラしている私を見て

○○さん(私の名前)、イライラしないって言ってたじゃん…

と呟いたのを、今でも私は覚えている。私は普段は温厚だしイライラしにくい人だけど、このコロナのストレスは尋常じゃなかった。イライラするなとか言われても無理だし。結局、彼女は私にあり得ない理想像を投影していたのだろう。ちなみに、この点については別れ際に、理想と押しつけて申し訳ない、という謝罪があった。

3.5 察して欲しがる・話し合いをしない

他にも彼女の中で私に対する不満が溜まっていたそうだ(笑いのツボが合わない、会話のテンポが合わない、等)。しかし、そうした不満は別れを切り出されるまで語られることがなかった。言ってくれれば直したのに!!でも確かに振り返ると、彼女が何やらサインのようなものを発していた気がする。しかし失敗したのは、彼女は自らの主張をはっきり言葉にできる人間だと信じ込んでいた点である。不満があれば言ってくれるだろうと安易に考えていた。

とは言え、そもそも彼女は婚活をしていなかったのだ。生涯のパートナーを探す訳ではなく、単に気が合いそうな彼氏が欲しいということであれば、話し合うくらいなら別の男を探した方が良い、と考えてもおかしくはない。

3.6 連絡がマメじゃない

彼女はLINEをするのが苦手だったのだが(確かに彼女のLINEの画面をチラ見したら未読の投稿がたくさんあった)、返事に2-3日かかるような人だった。1日に何通もやり取りする必要はないが、流石に時間がかかり過ぎではないだろうか?彼女は私の察しが悪いことに不満だったのだが、会えないのに、コミュニケーションの総量が低いのに気持ちを察しろとか、ちょっと無理である。

 

3. その他の環境要因

3.1 新型コロナウイルスの世界的な流行

コロナが世界的に流行してから安易に国をまたぐ移動ができなくなってしまった。コロナさえなければ月1回ぐらいの頻度で週末に日本に帰ることもできたのだが、今では入国する度に14日間の検疫隔離があり、外国人の入国制限もあるので、気軽に日本に一時帰国できる状況ではない。Zoomなどのビデオ電話をする訳だが、正直なところ、対面のデートに比べれば親密さはほとんど高まらない。しかも3月以降のビデオ電話では、正直彼女の話に共感できていたとは言い難かった。仕事のイライラを愚痴るばかりで、彼女に溜まった不満など気づかなかった。

 

教訓

彼女の別れるという意思は固かったので、別れざるを得なかった。残念過ぎる…。まぁ高い勉強代になってしまったが、いくつかの教訓が得られた。

1. 相手のペースに合わせる

結婚を焦るあまりに、無理に交際を進めようとするのは避けるべきである。普通の女性は引いてしまうだろうし、それに乗ってくる女性は結婚が目的と化している地雷である可能性が高い。基本的には相手がセックスしたいと思っていたらセックスする、結婚したいと思っていたら結婚する、ぐらいのスタンスでいた方が良い。

2. 相手の好き度を高める努力をする

交際OKされたからと言って、相手が私のことを好いていると安易に考えてはいけない。彼女の私に対する好き度をモニタリングして、それを高める努力を続けなければいけない。しかし、どうすれば女性の好き度を高められるのか、非常に難しい。特にコロナ流行で簡単に日本に帰れない状況で、ビデオ電話だけで彼女を好き度を上げるとか、無理ゲーではないだろうか?

3. 安易に期待をしない

大きな反省の1つは、彼女は不満があればそれを言葉にして伝えてくれるだろう、と安易に期待して、彼女の不満に対して待ちの姿勢だったことである。(コロナ対策で精神的余裕はなかったが)彼女の不満を積極的に拾い上げる努力はしなかった。まぁ不満を拾い上げるスキルも低いのだが…。僕が積極的に不満を拾い上げて解消していれば、彼女との関係は続いたかもしれない。まぁ、そんな余裕はなかったのだけど…

また、彼女になったんだから自分の全てを受け入れてくれるだろう、と安易に期待したのも失敗だった。元カノの話しかり、性に関する話題しかり、付き合っていようがいまいが失言をすれば容赦なく減点される。特に私に対して実態とかけ離れた理想像を投影している場合は、素を見せただけで失望される恐れがある。でも「素を見せて欲しい」と言ったのは彼女自身なので、それで減点されたことは未だに納得できないが…。とは言え、いつまでも自分を取り繕っている訳にはいかないので、素の自分を受け入れてくれない女とは別れて正解だったのかもしれない。

4. 性欲は満たされているフリをする

性欲が顔に出てしまっていた点は、真剣に反省しなければならない。ってか好かれている=性的に受け入れられているものだと早合点していた。そりゃ好きでもない男に性欲を向けられたら、引いてしまうのは当然だ。どのタイミングで彼氏に身体を許すか、人それぞれであることは勉強になった。彼女の好き度を十分に高めて、女側から「早くこの男とセックスしたい」と思わせなければいけないのだろう。言うても難しそうだが…

5. 正直は罪。嘘も方便

私は正直過ぎるあまりに、自らの評価を下げかねないことまで喋ってしまう、と何回か指摘されたことがある。今回の件で言えば、元カノと何で別れたのかペラペラ喋ったのは明らかな失敗だった。また今回は幸いながら口を滑らせなかったが、風俗に行った経験など万が一口走ってしまったら、完全にアウトだっただろう。男女は完全には分かり合えないと諦めるべきである。

 

感想

自分のコンプレックスを満たしてくれるような女性と付き合うことができて一瞬幸せだったが、コミュニケーションに難儀し、あり得ない理想像を押しつけられ、挙句の果てに失望されてしまった。以下の記事にあるように、私のウラを見て(と言っても、オモテだと思っていた私のイメージが現実の私からかけ離れていたのだが…)、私から去って行ったのだろうか?そこを踏みとどまって、対話をしようという流れにはならなかった。

cotree.jp

今回の失恋を経て、私自身が恋人に対して何を求めているのか、以前よりもシャープに理解できた気がする。1つ目は、苦しい時に支えて欲しいという点である。彼女が適応障害で苦しんでいる時に支えた(つもりだった)のだが、コロナ対策で精神的負荷がかかり愚痴をこぼしている私に対して、彼女は「こいつと別れたい」と思っていたということなのだ。正直、裏切られたような気持ちはある。お互いが苦しい時に支い合えないような関係性でないと、結婚は難しいのではないか?2つ目は、僕の虚像ではなく実態を愛して欲しいという点である。私のことを「仙人みたいな人」だと勝手に理想化し、性欲があると分かるや否や、もはや信頼感がないと言い放った。まぁ私のアプローチの仕方にも落ち度があるのだが、やるせない気持ちがある。私を人間扱いしてくれる女性と結婚したい。

高尾山で別れ話を切り出されてから、約1ヶ月経った。今の気持ちとして、まだ彼女のことは好きだし未練がある。一方で、彼女と復縁したとしても結局うまくいかないのではないか?結婚相手としてベストではないのでは?という思いもある。確かに僕も未熟だったが、彼女の振る舞いも成熟した女性のそれとは言い難かった。気持ちを切り替えて、新しい相手を探した方が良いのではないか?

最後にどうしても言いたいのは、コロナの世界的流行は痛かった。コロナさえなければ、直接会って、話して、誤解や不信感を解くことができたかもしれなかった。正直、悔しい。僕の力ではどうしようもなかったが、本当に悔しい。

まぁ今回の恋愛で、色々なことを勉強させてもらった。高い勉強代になったが…。今回の失敗は繰り返さないようにしたい。

 

彼女と別れた話 その2

前の彼女と別れてから紆余曲折あり、10月頃に新しい彼女ができたのだが、約3ヶ月でお別れすることになった。今回は僕が振られる側だったが。クリスマス明けの12月某日に…

「好きだという気持ちがない」

…というメッセージが届いた。最悪のクリスマス・プレゼントだった。結婚前提のお付き合いを申し込んで、一時は婚約指輪を見に行こうという話にまでなった仲だったのだが…。何が悪かったのか、以下に総括をしたい。

私はなぜ彼女を好きだったのか

彼女の容姿が好みだった、天真爛漫な性格に惹かれた、というのはある。ただ1番大きな理由は、彼女の葛藤や頑張っている姿が愛おしくなった点である。彼女は僕とバックグラウンドが似ている。医療系というだけでなく、思春期〜青年期に葛藤があり、こじらせてしまって、でもそれをバネに努力して、特別な存在になりたい一心でここまでやってきたことなど。だから彼女にシンパシーを感じてしまった。彼女が頑張っているモチベーションを理解できるし、お互い励まし合って生きていけると思っていた。

ところが…

彼女は僕を好きではなかった

当初彼女は「まだあなたを好きという気持ちが十分ではない」と言っていた。そこを押して付き合ったのだが、結局好きになってもらえなかった。そもそも彼女が好きじゃない私と付き合うことを承諾した理由には、以下があると思う。

  1. 私の結婚相手としての条件が良かった
  2. 彼女の年齢が適齢期を過ぎており相手を確保したい気持ちがあった
  3. 自らの将来についての不安を吐露できる依存先が欲しかった

この3ヶ月間は彼女にとって試用期間みたいなものだったのだ。もちろん彼女としても、付き合っているうちにだんだん好きになるかもしれないという期待はあったと思う。だが残念ながら見切りをつけられてしまった。

なぜか…

理由1. 彼女のタイプの男性ではなかった

彼女の言動や友人からの情報を総合すると、彼女は歳上で、尊敬できて、リードしてくれる男性がタイプのようだった。僕とは逆の男性像である。だから好きになれなかったのだろうか?では僕はどうすればよかったのだろう?

1-1. 年齢

これはどうしようもない。が…仮に僕が大人の男の余裕みたいなものを醸し出すことができていたら、年齢差が気にならなくなっていたかもしれない。でも余裕なんかないわ。こっちだって日々の生活が大変なのに。

1-2. 尊敬

キャリア的には同じぐらいなので、彼女と比べて劣っている訳ではないが、勝手に尊敬してくれる立場でもなかった。恐らく彼女がコンプレックスに感じている能力等を同定し、それを僕が持っていることをさり気なく示せれば、もしかしたら尊敬を勝ち取ることができたのかもしれない。もっと彼女のコンプについて深掘りするべきだったのかもしれない。

1-3. リード

どれくらいリードすれば及第点がもらえたのか分からないが、大きく失点したとすればセックスだろう。セックス・トリ▲ーを引けなかったことが致命傷だったのか?ほとんど経験ないんだからしょうがないじゃん。「風俗に行って練習して来い」と言われたけど、行く前にフラれてしまった…

1-4. デブ

付き合ってすぐに、彼女から3ヶ月間で8kg痩せろと言われた。ダイエットの結果が出る前にフラれたが…。ダイエットの必要性は認めるが、さすがに減量のペースが早すぎる。今振り返ると、こんなことを言うくらい好きじゃなかったのだろう。

理由2. 彼女のキャリア移行期だった

彼女自身のキャリアが移行期だったこともあり、恋愛をする心境ではなかったというのはあるかもしれない。実際に今の彼女は、4月以降のポストを獲得する事で頭が一杯である。まぁ移行期であることだけが問題なのなら、それがー段落まで待って欲しいって言えばよいだけの話だが…

もっと言えば、新しい職場環境で結婚ではなくキャリアを優先したいと決意を固めたのかもしれない。彼女は子供が欲しいと口では言っていたのだが、本心ではそうじゃなかったのかも。確かに結婚しないのであれば、好きでもない結婚向きの男と一緒にいる必要はない。まぁキャリアと結婚はトレードオフではないし、彼女のキャリアは応援するという姿勢は見せていたのだが…

または逆パターンとして、彼女が出張先で新しい環境にうまく適応できた = 依存先が必要なくなった or 新しい依存先をみつけた、という可能性もありえる。彼女が出張先で新しい男を作ったかどうかは定かじゃないが、クリスマスに新しい男と一発ヤって、その勢いで僕をフッた可能性もゼロではない。彼女の支えになろうと頑張ったのだけどね…

理由3. 彼女がメンヘラだった

ボーダーほどではないが、彼女は感情の浮き沈みが激しい女性である。最初に交際を申し込んでから、今は付き合えない→(1週間後)→婚約指輪を買え→(1週間後)→好きという気持ちが十分ではない→…(3ヶ月後)…→やっぱり好きじゃない、と言われた。こっちも感情のジェットコースターに乗っているのような気分だった。彼女に振り回されて疲れてしまった。

あと彼女はワガママな性格なのは分かっていたが、今回の件で、ワガママを通り越して、自分本位で身勝手な人間だと感じた。自分可愛さが過ぎる。ガキじゃあるまいし。上記2という事情はあるのは分かるし、自己実現したいという話はよく分かるのだが、さすがに僕を傷つけたことや振り回した事に対して無頓着すぎるのではないか?彼女と僕はバックグラウンドが似ているので、頑張っている彼女を支えたいと思って、彼女の不安をひたすら傾聴していたのだが…今回の件でさすがに心が折れてしまった。

じゃあどうするのか

彼女の希望通りに別れようと思う。未練は当然あるし、別れたくない気持ちはある。でも今回の仕打ちを受けて、冷静になって考えると、仮に復縁したとしても彼女と結婚するのは難しいのではないかと思った。

まず彼女は他人のために自らを犠牲にできるタイプではなさそうに思えた。結婚は共同生活だし、子供が生まれたら夫妻関係なく色々妥協しなければならない。そんな時に今の彼女のように我を張られては困る。家事と子供は旦那に押し付けて、仕事や不倫に消えてしまいそうだ。以前彼女は「四十路までは好きないように生きる」と豪語していたが、40過ぎたからと言って易々と妥協できるのだろうか?

あと与えられることに慣れ過ぎていて、満足の閾値が上がり過ぎている人だと感じた。もちろん男として愛する女性には与えたいとは思うのだが、女性を常に完璧にリードできる訳ではない。失敗は許して欲しいし、助けて欲しい。そんな時でも男性をジャッジするだけの女性とは長期的なお付き合いは難しい。

また彼女は恋愛結婚にこだわっているのだと思う。結婚は恋愛の延長線上になくてはならないと思っているのでは?なまじ今までモテていたので、婚活したことないし。例えば彼女は僕のことを…

「良い人だし、誠実だし、パートナーになってもらうにはとても良い人だと思っていた」

…と評価していた。ところが結婚向きな男だと頭では分かっていても、好きじゃないから結婚できないという訳だ。まぁこんな心境で無理に結婚して、不倫されたらたまったものではない。

koigaku.machicon.jp

彼女が不完全な人間であることは、付き合う前から分かっていた。そんな彼女の不完全性を受け入れて、彼女を応援したいと思っていた。彼女を生涯の同志だと思っていた。けど僕のひどい勘違いだった。一方通行の愛情だった。彼女は僕のことを愛してなどいなかった。だったらこれ以上彼女に執着する理由はないなぁ。

上記を踏まえた上で、僕が彼女を満足させられるほどリードできなかった事実は反省し、改善しなければならない。僕が男性として未成熟なのだ。仮に彼女に上記のような問題があったとしても、僕がもっと洗練された魅力的な男だったら、彼女を振ることはあっても振られることはなかった訳で。まぁセックスの訓練は相手がいないとできないので難しいのだが…改善できる点はまだまだあるだろう。改善点の洗い出しと改善計画に取り組もうと思う。

 

 

 

彼女と別れた話

約9ヶ月間の婚活を経てせっかくできた彼女だったのだが、交際期間半年を満たずに別れることになった。なぜこんな短期間で別れることにしたのか、以下に簡単にまとめたい。

 

理由1:期待していた性格と違った

付き合う前は彼女のことを、主体性があって、自分の意見を持ち、自分で考え・行動できる自立した女性だと信じていた。途上国を単身で旅行したり、海外留学の経験もあったので、そんなタイプの女性だと思っていた。けど付き合ってみたら、そんなことは全くなかった。少女漫画から出て来たような乙女チックな女の子だった。自分の意見を表明することを回避し、受け身であり、男性がリード・決断することを望んでいた。男に施されるのを当たり前だと思う一方で、ちょっと男に気を回しただけで「私ばっかりでフェアじゃない」とか言い出す。また男が彼女の意向を十分に汲み取れないと不満は溜まるので、しばしば爆発する。けど彼女に意見すると途端に「話を聞くモード」に切り替わってしまい、反論がなく対話にならない。まぁ多かれ少なかれ女性にはそうした面があるので程度問題ではあるのだが、さすがに28歳でこんなに幼稚な娘は無理だと思ってしまった。もう限界。JKかよ!

 

理由2:容姿に不満があった

彼女の性格に不満があっても、美人だったら付き合い続ける男性は多いと思う。しかし僕は外見を妥協して選んだので、内面が想像と違った段階でそれをカバーできる外見がなかった。しかも彼女は4ヶ月ぶりにビーチリゾートで再会するという状況で、ブクブク太ってしまった。二の腕がパンパンである。何で!よりによって最悪のタイミングで!!!と喉元まで言葉が出かかった。

 

理由3:遠距離

仮に上記2つの状況に陥ったとしても、身近に住んでいて定期的にセックスできる状況なら、もしかしたら付き合い続けたかもしれない。とりあえずキープしておこうと思ったかもしれない。セックスを繰り返すうちに好きになったかもしれない。でも遠距離でスカイプ越しにしか相手の顔が見えないので、次第にその気も起こらなくなってしまった。キープするコストさえも負担に感じるようになってしまった。

 

以上、自分に甘くて、他人に甘えてばかりの彼女に、ほとほと嫌気がさしてしまった。先の婚活は時間と金を結構投入したのだが、サンクコストバイアスには絡め取られずに、別れることにした。ちなみに今回の交際経験からは色々な教訓が得られたの

 

教訓1:納得感がある相手を選ぶ

これは私にも非があるのだけど、正直に白状すると、彼女とお付き合いする時に外見を妥協した感は否めない。彼女と交際が進む過程で容姿を受け入れられるようになるかと思っていたが、現実には「自分は妥協をした」という思いが消えることはなかった。彼女と本当に結婚しても良いのだろうか?もっと良い相手を探した方が良いのではないか?という気持ちが日増しに強くなった。面食いで美女ばっかりアプローチするのも問題だが、容姿を含めて納得できる相手を選ばないと、彼女のことを好きになるのは難しいと思う。

 

教訓2:人の内面は分かりにくい

言われてみれば当然なのだが、数回デートしただけで人の内面など分からない。相手のバックグラウンドから「彼女は○○に違いない」と想像するのは勝手だが、期待し過ぎてはいけない。今回の彼女とは別の話だが、J●CAに勤めている女子にも海外で住みたくない女性は多いらしい。交際開始した後も、対話を重ねて相手を深く知る努力を続けることが大事なのだろう。

 

口約束

先週から色々あって以来、心が乱れている。そりゃ「付き合っている」という口約束や結婚という契約でさえ、当人の恋愛感情を何ら制限するものではないことぐらい分かっている。しかし、こんなに早く、こんな感情に襲われる日が来るとは思わなかった。なんでこんなことになってしまったのだろう…以下になるべく客観的に振り返りたい。

1点目は、婚活×遠距離の弊害だと思う。婚活では相性・条件を優先させるため、付き合うと決めた時点で、そこまで「好き」という気持ちが盛り上がっていない場合がある。交際開始して関係を育む過程で好きという気持ちが盛り上がってくればいいのだが、私の場合はすぐに遠距離になってしまい、好きという気持ちを十分に貯金する時間がなかった。今ではSkype等のテレビ電話が発達しているが、画面越しに触れ合えないのは、どうしても愛着が湧きにくい。

2点目は、相手への不満が徐々に溜まってきた点である。まず容姿。婚活では高望みしているとマッチングは望めないので、妥協できる条件はギリギリまで妥協することが求められる。私は他の条件を優先させて容姿は許容範囲内で妥協したので、嫌な言い方をすれば、彼女の容姿に必ずしも満足していない。じゃあ中身はどうなのかと問われると、最近これも想像していたのと違ったなぁと感じることが増えてきた。案外普通の女だった。いや、むしろ男性に頼りたいタイプの女だったことが分かった。もう少し芯のある自立した女性だと思っていたのだが…。

3点目は、より格上の女と付き合いたいという根深い欲望である。より格上の女と付き合うことで、自分自身が価値が高まったことを実感したいのだ。これは僕のコンプレックスに由来すると思う。僕は過去にも優秀で仕事ができる美女に度々恋を(=非モテコミットを)してきた。それらの恋が実らない度に、死にたくなった。過去のブログ記事は今手元にないのだが「あとどれだけ成長すれば、あの女とつり合う男になれるんだ!」と泣きながら騒いでいた記憶がある。

とは言え、こんなに早く恋愛感情に苛まれることになるとは正直思っていなかった。早すぎるだろ!と自分でも驚いている。遊び相手ではなく真剣交際のつもりなのだが…。まぁ今回の一件も、すぐに相手にフラれて無かったことになるかもしない。でも今後同様のことが起こらないとも限らないし、結婚後にそうならないとも限らない。今回の一件で、彼女と末長くやっていけるのか自信を失ってしまった。


強く儚い者たち Cocco

らの心の奥に潜んでいた、底なし沼を覗いて、久しぶりに嫌な気分になった。僕は誠実な男でも何でもないんだなぁ…

人生の中間テスト

相変わらず心が乱れているので、文章を書いて心と落ち着かせたい。友人と話していたところ、うまく自分の欲望を言語化できそうなので、以下に記してみる。

ここまで誰かに恋に落ちてしまったのは久しぶりだ。転勤前は、思わせぶりで好きにさせるのが好きなだけの女に非モテコミットしてしまったことはあったが、文字通りの恋に落ちたことはなかったと思う。非モテコミットはなるべく避けるように自分に言い聞かせていたし、婚活は条件から入るので、必ずしも好きだからデートをするという訳ではなかったので。大学院時代の会話パートナーの一件以来だと思う。

彼女は美人で、聡明で、海外留学の経験もあり、自信家である。そんな格が高い女と付き合えるとしたら、それは自分自身の自信獲得に繋がるはずだ。自信とだけ書くと「なんだ、そんなことか」と言われそうだが、僕にとっては深い意味がある。これは人生の中間テストで合格点がもらえるか否か、なのだ。

僕は過去にも、その時々の文脈において格上の女性に恋をして、全く相手にされず、フラれて、死にたくなったことが何回かある。中高生の頃は「自分は他人から愛される価値がない人間だ」とまで思い詰めたことがある。まぁ中2病的認知の歪みではあるのだが…。そんな僕は、彼女らに認めてもらえるような男になるために、彼女らとつり合う格が高い男になるために(もちろんそれだけが理由ではない)、今まで努力してきた。言い換えるなら、格が高い女と付き合うということは、過去の自分の努力・成長に対する成績表なのだ。付き合うことができれば合格、つまり今までの努力が報われたことになる。付き合えなければ不合格だ。バカバカしいと思うかもしれないが、非常に客観的な、目に見える成果なのだ。

特に今回彼女に強く惹かれるのは、恐らく彼女が「元々スペシャル」な「あちら側」の人間だからだろう。勝手な推測で恐縮だが、彼女は容姿に優れて、友達も多く、勉強もできたのだろう。当たり前のように彼氏を作り、セックスしていたはずだ。そんな女性は非モテだった僕には高嶺の花で、手の届かない存在だった。そんな劣等感を抱えた中高大学生の頃から10年以上が経過し、気づいてみれば、そんな彼女らとの相対的な格差が未だかつてなく縮まったのだ。そりゃ努力してきたからなぁ。今度こそ、手を伸ばせば届くのではないか、と思いたい。だからこそ彼女が欲しい。もし彼女を得ることができれば、この10年以上の努力が報われるのだ。ついに僕も「あちら側」の仲間入りをした気分になれるのだ。自分自身に「がんばったね。お疲れさま」と声を掛けてあげることができるのだ。

今の彼女では、この欲望は残念ながらが満たせそうにない。彼女は僕と同じ「こちら側」の人間だ。確かにその方が気が楽だし、彼女は僕を尊敬してくれて、本当にありがたいのだが…。しかしこんなことを書いて本当に自分はクソ男だと思うのだが、格下の女に尊敬されても自尊心がそこまで満たされないのだ。「あなたに僕の何が分かるの?」「この女に尊敬されてもなぁ…」と思ってしまう。格が僕と同等もしくはそれ以上の女じゃないとダメなのだ。婚活をしている時は、この欲望に全く気づかなかった。正直忘れていた。相手を選ぶ条件に社会経済状況(SES)の下限を設けていただけだった。彼女ができ、でも心のどこかで満たされなさを自覚し、ある女性を前にして心の奥底に眠っていた欲望が発露したのだった。過去9ヶ月間の婚活で出会ってきた他の女でも、この欲望は満たせなかっただろう。

今この記事を書き終えるタイミングで、たまたまRadioheadのCreepが流れてきた。僕の中高時代の(実際には僕より少し上の世代の)アンセムだ。久しぶりに聴いた。この曲の ”You’re so fuckin’ special. I wish I was special”という歌詞のフレーズが好きだった。元々スペシャルな存在だったあなたに、全くスペシャルじゃなかった自分の存在を、認めさせたい。認めさせ、乗り越えることで、この十数年間の雪辱を果たせる気がするのだ。


Radiohead - Creep (live SummerSonic, MTV, 2003)

こうした自意識や執着から自由になりたいものだが、なかなか難しい。あぁ、僕はいつになったら幸せになれるのだろう…

今回の騒動の総括

今回の一件は、どうやら終わりを迎えつつあるようだ。今回も色々と失敗してしまった。起きてしまったことは仕方がないので、将来似たような失敗をしないように、しっかりと総括したい。以下に主な気づきをまとめる。

真性と偽性の非モテコミット

なんとか工学で有名になった「非モテコミット」という言葉だが、その内実は多様だと考える。でもあえて分かりやすく分類するなら、真性と偽性の2種類が存在すると思う。思わせぶりな女にそそのかされて好きになってしまうのは、所詮は偽性だと思う。真性非モテコミットは、男の「心の穴」が関係していると思う。僕の場合は「元々スペシャル」で「劣等感を刺激する」(美)女に恋に落ちてしまう。そんな女性の愛を獲得できれば、乗り越えることができれば、ついに自分も勝ち組の仲間入りをした気になれるからだ。しかし、そんなメンタルでアプローチしても100%うまくいかない。今回もデートでけんもほろろに対応されてしまった。

なので今回の結論としては、心の奥に住みつく劣等感を克服できずにいる自分に問題があるのだ。でも逆に言えば、劣等感がなくなれば誰かに突然恋に落ちたりすることも、なくなるかもしれない。じゃあ、どうすれば劣等感は消えるのか?この問題にはずっと苦しみ続けてきて、何をやっても完全に消えない。例えば、彼女に自己開示をして、弱い自分をさらけ出して、彼女がそれを受け入れてくれたら、僕は満たされるのだろうか?他の女を求めずに済むだろうか?

浮気の本音と建前

今回の一件では、浮気(と自分では思っていないが)にまつわる本音と建前について学習した。浮気や不倫という言葉は市民権を得ていて、ワイドショーや雑誌等のメディアのネタになっている。実際にやっている男女は相当数いるだろう。一方で、それが明るみになった途端にものすごいバッシングを受ける。浮気はしたい、でも浮気されて傷つきたくはない。そんなダブル・スタンダードを否定するかのように、人々は浮気を叩きまくる。

今回は、この件が知れてしまったある女性を大激怒させてしまった。いくら婚活を通じて知り合ったとは言え、婚約のコの字すら話に登らないのにこれだけ叩かれるのだから、もし不倫が明るみになったら大変なことになるだろう。ものすごいレピュテーション・リスクだ。ある意味、結婚前に経験できてよかったと思っている。本来なら、いくらでもやり直しが効く20代で経験すべきことだったのだろう。

これ経験して思い出されるのは、大学1年の時に初めて風俗店に行ったことを周囲に告白したところ、めちゃバッシングを受けたことだ。風俗店に行くことがそんなに悪いことだという認識はなく、secureな場だと思っていたのに非難されて、あれは結構傷ついた。あれも本音と建前だ。風俗店なんて誰でも利用している。でもそれは隠すべきものであって、一度明るみに出れば叩かれる。

誰に相談すればいいのか?

今回の失敗の1つに、相談相手を間違えたという点が挙げられる。冷静に考えてみたら、浮気(とは思っていないが)の相談を女にするなんて、具の骨頂である。非難されて然るべきだろう。でも元々ざっくばらんにセンシティブな内容まで相談し合っていた仲だったので、僕の自己開示を受け入れてくれるかと思ったのだが…。僕の思い違いだった。彼女も正義感の塊だからなぁ。で…僕は拒絶されてしまった。今頃は「あそこまでダメな男だとは思ってなかった」と激怒しているだろう。また一人、友人を失望させてしまった…。僕は人を裏切ってばかりだ。高い勉強代を払うことになった。

今後同様のことが起こるかどうかは分からないが、相談相手は慎重に選ばなければいけない。あなたの親友であっても、あなたが世間の評価尺度からして非倫理的な行動を取ろうとしている時に、案外それを受け入れてくれる人は少ない。異性は絶対にダメだ。完全な人間などいないのに、正義の名の下に他者を簡単に罰するだろう。

女が怖い

今回の一件で気付かされたのは、劣等感とも関係するのだが、まだまだ自分は女性を恐れている点である。上記の大激怒させてしまった女性に…

「バカにしてるでしょ」って何回か言われたことあるけど、それ言われる側も傷つくから

…と言われた。はい、おっしゃる通り。自分に自信がないので…。自分を守りたいと思うと、つい発してしまう。あぁ、反省だ…。僕の周囲にいる女性らは、学歴・職歴などが同等ぐらいなので、語学力や恋愛経験などを総合的に加味すると、やや僕の分が悪い。やっぱり「負けている」と感じてしまう。

…と考えると、なぜ自分が今の彼女と付き合うと決めたのか理解できる。彼女は僕を脅かさないのだ(少なくとも今のところは)。バカにしてるでしょ、なんて言ったことない(はず)。

この問題はとても難しい。格上の女性と付き合いたいのであれば、この女性への恐怖心を克服しなければならない。劣等感を克服しなければならない。でもどうやって?それがダメなら、自分を脅かさない女性と付き合うしかない。

これからどうするのか?

今回の一件を踏まえ、僕も少し反省をした。もう一度、今の彼女にしっかり向き合ってみようと思う。確かに不満があるのは事実だが、彼女も変わるかもしれないし、まだ判断を下すのは早すぎると思い直した。もっと深く関わってみて、続けばよいし、ダメならその時判断すればよい。